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ポンピドゥー・センター傑作展に行ってきました。

2016.09.14.

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今の生活にはアートが足りない!と急に思い立ち、ママ業を暫し休んで東京都美術館へ。

展覧会なんて最後に行ったのはいつだったのだろう。
本当に思い出せません。

少し緊張感のある館内、多種多様な人々。
美術館の雰囲気って好きです。
パリでポンピドゥー・センターへは行ったことがなかったので、
どんな作品に出逢えるのか楽しみでした。

旗で飾られた通り

Photo: ©Jacqueline Hyde-Centre Pompidou, MNAM-CCI

絵を観るのは久しぶりだったので、最初の『旗で飾られた通り』から、
Photoshopで一瞬にして塗りつぶすのとは違う重みを感じて、
ただもう圧倒されていました。

ワイングラスを掲げる二人の肖像

©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015, Chagall® E1915 Photo: ©Bertrand Prévost-Centre Pompidou, MNAM-CCI

大学生のとき見たシャガールの『ワイングラスを掲げる二人の肖像』がありました。
感受性の高い時期に初見した作品なので、特別な思いもあり、また会ったね〜と懐かしく鑑賞しました。

楽園の樹

Photo: ©Jacqueline Hyde-Centre Pompidou, MNAM-CCI

1番衝撃を受けたのが、セラフィーヌ・ルイという女流画家の『楽園の樹』という作品。
しばらくの間動けなくなるぐらい、絵から発されるエネルギーを感じました。
吸い込まれそうになるのと同時に、鮮やかな色彩と有機的な形が
自分の混沌とした精神状態にシンクロするように思いました。
セラフィーヌ・ルイという人は家政婦をやっていて、40歳からお告げにより絵を描くようになったとか。
面白そうな人生です。全く知らなかったので、深掘りしてみようと思います。

一年一作品ずつ展示している展覧会で、1945年だけ作品がなく、
エディット・ピアフの『バラ色の人生』が流れていて、
立ち止まって白い壁を見つめながらとても考えさせられました。

現代に近づくにつれ作品は難解になっていき、
だんだん疲れてきたのでざっくり見て帰ることに。
これから予定されている展覧会のチラシをもらってきました。
また行けるといいなぁ。いや行こう。時間を作ろう。

最近の美術館は子どもと保護者限定の日もあるようです。
娘が小学生くらいになったらぜひ行きたいと思いました。

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