フリーランスと通勤
2015.07.17.
こないだ、遠方で打ち合わせだったので、
久しぶりに朝の通勤時間帯に電車に乗りました。
フリーランスになって最初に嬉しかったのは通勤がないこと!
他人の臭い、ほぼ毎日遅延、退屈な時間…。
1時間以上もかけてわざわざ混んでいる東京へ集まるって、なんて効率が悪いんだろう。
と、考えても仕方がないから本を読んだり携帯をいじったり、
なるべく他人を排除しようとしていました。
行って帰ってくるだけでぐったり。
でも時々思うのは、人は通勤の連続性、連帯感に多少は助けられているということ。
昔、会社の近くに住んでいた時、バスで通勤していたことがあります。
バスは空いていて、ご老人が多くのんびりとした雰囲気でした。
その頃、すごく孤独を感じていて。
ふと、電車で通勤していないからかな?と思ったのです。
電車に乗るとたくさんの人がいて皆それぞれのことをやっていて、それぞれの思惑があるのだろうけど、
朝は一同に「勤務先」に向かっている。
その連帯感って相当なパワーだと思う。
毎日毎日朝起きて会社に行くってなかなか大変なことだけど、
みんな当たり前のようにやっているから自分もできるような。
その大きな流れに身を任せていればとりあえずは大丈夫だった気がする。
フリーランスになってからは本当に孤独なので、
たまに混んでいる電車に乗るとアトラクションみたいに楽しみます。
東京の人はそれなりのファッションをしているし、何が流行ってるのか肌で感じられる。
中吊り広告も楽しいし、大きな駅の広告も楽しい。
そして「働いてる感」がある。
今は通勤時間の分、洗濯物を回してキッチンを片付けて掃除をし、洗濯物を干す。
雑用を片付けてまだ時間があればお茶を淹れる。
一日がうまくいくかどうか決まるような大切な時間。
もうこれは手放せない時間なのですが、たまには私も電車に乗りたい。
ヒールを鳴らして駅を颯爽と歩きたいと思うのです。